2013年1月23日水曜日

作家紹介vol.3






逸見 恒沙子 Hisako HENMI







逸見沙子「2011年のできごと2011










逸見 恒沙子「わたしがみたもの」2012











わたしは毎日必ず夢を見ます。そしてその夢を記録し、それを元に制作をしています。睡眠時にみる夢は不条理で支離滅裂ですが、そのナンセンスな物語にわたしは強烈に惹かれ続けてきました。 
私が、一人の私ではなく、多くの私を内包した私である、ということの実感を夢は与えてくれます。
わたしは殺人も犯したし、死刑にもなりました。スパイであり男性教師であり、真っ白なただの固まりであり、AKB48のマネージャーでもありました。近親相姦も、友人や動植物との性行為もしました。中国のマフィアに殺されかけたり、銀行員の美しい女性に恋もしました。タップダンスをして脚がもつれる焦り、背中をヒルが這う冷たさ、低音の素晴らしいノイズミュージック。全ては事実としてわたしの中に強く存在しています。
これまではその夢を文章や絵コンテや写真などにしてきました。それらはわたしが夢を見た証拠品です。そうして消化することで、レンタルしたまま、見ていないビデオが大量に溜まっていくような不安を取り除いているのかもしれません。










寺谷 小百合 Sayuri TERATANI







寺谷小百合「ベルトコンベアーのうえの肉塊.a」2012










寺谷小百合「ベルトコンベアーのうえの肉塊.b」2012






 



寺谷小百合「bc-machida」2012







夜の街に輝く光、立ち寄る光、集う光。 現代の人々が当然の存在としている造られた光たちの、にぎやかでありながら空虚な不思議さを描きます。










馬場 恵以実 Amy BABA
 






馬場恵以実「ことばから見えたもの(見えない)」2013










馬場恵以実「ことばから見えるもの」部分 2013










馬場恵以実「ことばから見えるもの」部分 2013







私は、言葉とイメージの共存を目指して作品を制作しています。私の制作において、言葉とイメージは別々に語ることができない存在で、それらは固く結びついて同時に存在しています。私にとって、言葉とイメージとは言語表現や絵画表現と明確に分けることのできない、両者を横断するものです。











            vol.3 逸見 恒沙子 寺谷 小百合 馬場 恵以実

0 件のコメント:

コメントを投稿